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引っ越ししたらふるさと納税の届出は必要?
近年、ますます注目されている「ふるさと納税」。各地域の特色を生かした返礼品が魅力ですが、引越しをした場合はどんな手続きが必要でしょうか?
返礼品をすべて受け取っている場合と、これからもらう場合で手続きが異なります。いずれにしても住所変更の届けをしておきましょう。
納税した年に引越し。返礼品はもらった
すでに返礼品をもらっている場合は「ワンストップ特例制度」を利用しているかどうか、で手続きが変わってきます。「ワンストップ特例制度」を利用している場合は住所変更の手続きが必要です。住民税の控除を受けるからです。
ワンストップ申請書をこれから提出する場合は、引越し後に新しい住所で「寄附金税額控除に係る申告特例申請書」を添えて提出します。あるいは自治体から届いた申請書に記載されている旧住所に訂正印を押し、新住所を記載してもOK。
ワンストップ申請書を提出した後に引越したなら、「寄附金税額控除に係る申告特例申請事項変更届出書」を出すことになります。ふるさと納税をした自治体のホームページで書類をダウンロードできます。
納税した年に引越し。返礼品はまだもらっていない
まだ返礼品を受け取っていない場合も、必ず新住所を連絡すること。住所変更がしていないと返礼品は旧住所に送付されてしまうからです。
ワンストップ特例制度を利用する場合でも、確定申告をする場合でも変更手続きは必要。確定申告をするなら基本的に住所変更の届け出は不要なのですが、返礼品をもらう為に住所変更をしましょう。また同じ市区町村内で引越しをした場合も基本的に手続き不要ですが、返礼品未着の場合は引越し後でいいので、忘れずに連絡しましょう。
ワンストップ特例制度を利用するなら、すべての自治体に連絡を
ワンストップ特例制度を利用する場合は、ふるさと納税をした自治体すべてに住所変更を連絡する必要があります。書類の提出期間は決まっており、納税した翌年の1/10までに各自治体へ書類を送付します。
なお納付期限は自治体ごとに違いがあるので注意が必要です。