新型コロナウイルスの感染拡大は、世界中の人たちの生活を根底から変えつつあります。とくに「リモートワーク」「テレワーク」の導入は、毎日出勤しない生活スタイルの導入ともなりました。
ここではリモートワークの導入で人気が高まりそうな引越し先「郊外の一軒家」「ワーキングスペースつきマンション」についてご紹介しましょう！日本では、働き方とともに住居の選び方も激変する気配があるのです。

リモートワーク導入で、郊外の一軒家に注目が集まる

リモートワーク（テレワーク）の導入で大きく変わるのが「住居の場所についての考え方」です。これまではどうしても都心のオフィスに近い場所の住宅が人気でしたが、リモートワークでは「通勤時間」を重視する必要はなくなります。
毎日出勤しなくてもいいのですから、多少の長距離通勤はOK。それよりも広い住宅を安く借りられる郊外や地方に人気が集中する可能性が高いのです。
単純に考えても、都心のタワーマンションに住むために８千万円のローンを組むより、郊外・地方の一軒家を４千万円くらいで買うほうがよほど楽になります。地方に住む場合の経済的なメリットは非常に大きいのです。

共用のワーキングスペースつきマンションも人気に

従来からリモートワーク拡大の流れを受けて「ワーキングスペースつきマンション物件」は増加傾向にありました。それが今、コロナウイルス感染拡大のために一気に大注目を浴びています。
「ワーキングスペースつきマンション」とは、自宅居室とは別に「共有のワーキングスペース設備がある」マンションです。共用部分に住人が利用できる作業スペースやWeb会議ができる部屋、プリンターや機器類、無線LAN対応コンセントなどが設置された場所がもうけられています。
生活音を気にしないで作業に集中できるのがメリットで、反対にデメリットとしては家賃が多少高い傾向にありますが、毎日カフェへ行って作業するより安く上がりますし、現在のコロナ禍ではカフェが使えませんから有用性の高い賃貸物件です。

週に数回の通勤なら、地方在住のストレスはなくなる

リモートワークが導入された場合、出勤は週に数回になります。この頻度なら、片道50分の通勤時間でも許容範囲内です。
家賃も生活費も高い都心にこだわる必要がなくなり、引越し先の選択肢が倍にも三倍にも増えることになります。この機会にこれまで候補にしていなかった物件も含めて、引越しを検討してみてはいかがでしょうか。