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8月の引っ越しは縁起が悪い?
ふだんは縁起なんてまったく気にしない人でも、お引越しの時だけは多少の縁起かつぎをするということがあります。六曜を気にして、大安吉日にお引越しをするなどですね。
しかし8月は引越しに向かない縁起の悪い月だという話もあります。本当でしょうか。
【8月はお盆月、ご先祖様が迷わないように引っ越さない】
年配の人などによると、8月はお盆のある月なので、住所を移すような大きなことはやらないほうがいい、そうです。なんでも、8月に引越してしまうとお盆で帰ってきたご先祖様が迷ってしまうんだとか。
そのせいか、1年のうちでお引越しに向いていない月が8月だそうです。もちろんこれには根拠はなく、なんとなくそう言われていることにすぎません。
それでも新築の家に引越そうと思っていたり、これから何年も済むことになるマンションや借家へ引っ越そうと考えていたるするときは、ちょっと気になることです。気になるが、どうしても引っ越さなければいけない場合は、お引越し日を9月初旬に伸ばしたり、お荷物の一部だけでも7月中に運び込んで引越しを終了した形にし、8月にあらためてお引越しを踏むという手順をとったりするといいようです。
それにしてもいったいなぜ、8月だけそんなふうに言われるのでしょうか。
【昔の生活スタイルでは、8月は共同作業の多い月だった】
8月のお引越しはよくないと言われている大きな理由は、かつての生活共同体としての村の「しきたり」にあったようです。昔の8月は村落など共同体のイベントや共同作業をする機会が多く、そんなときに引っ越す=家を他の村に移すのは、ふさわしくないという考えがありました。
大事な共同作業の途中で引っ越すことは、共同体のなかの人間関係を壊してしまうからというのが大きな理由だったようです。
【今の生活スタイルでは、気にすることはないかも】
とはいえ、今はもう生活スタイルがすっかり変わっていますし、人間関係の濃厚さも違ったりしますから、8月のお引越しは特に問題にならないでしょう。
それどころか、学校や職場が休みになり、家族の休みをそろえやすい8月はお引越しに向いている月だとも言えそうです。